『私』と『となりの人』の花に水をあげる

――マインドフルネスの視点から――

マインドフルネスを実践する中で、
いくつもの視点や言葉に出会いました。

その中でも、とても心に響いたのがこの言葉です。

「私ととなりの人の花に水をあげる」

この言葉を大切にしながら、日々を小さく、一歩ずつ丁寧に過ごせるようになった気がします。

新しい年のはじまりにあたり、私たちが心地よく幸せな日々を送るためのヒントが詰まったこの言葉を、改めてまとめてみたいと思いました。

自分の花に水をあげる

マインドフルネスでは、「まず自分を観察することが大切」とされています。
それは、自分の心や体の状態をしっかり感じ取り、「今、この瞬間」に気づくことから始まります。

たとえば、自分が疲れているのに気づかないまま無理をし続けると、心の花が枯れてしまうかもしれません。

自分の花に水をあげるとは、自分をいたわり、大切にすること。

それは「自分勝手」ではなく、自分を整えるための優しい行動です。

疲れていると感じたら少し休む、好きなことをして心を満たす、深呼吸してリラックスする時間を取る――。
こうした小さな行動が、自分の心の花を美しく保つ第一歩になります。

隣の人の花に水をあげる

自分の花が元気になると、不思議と周りの人にも目が向くようになります。

隣の人の花に水をあげるとは、身近な人にちょっとした思いやりを向けることです。
たとえば、家族や友人、その日に出会った人に「ありがとう」と伝えることや
誰かが困っている人が目に入ったときに少し助けること。

大きなことをする必要はありません。
小さな親切や優しさが、私たちの周りに幸せの種をまきます。

隣の人の花が元気になれば、その人はまた別の人の花に水をあげるかもしれません。
このように、親切や幸せは連鎖していきます。

自分が幸せでいることで、それが他の人に伝わり、さらにその人の幸せが誰かに広がっていく――。
そんなイメージです。

世界を幸せにする小さな力

「もしみんなが自分の花と隣の人の花に水をあげられたら、きっと世界はもっと幸せになる」。

私自身、この言葉に出会ったときに深く納得し、
心が軽くなるような感覚を覚えました。

現実の世界は複雑で、一人ひとりがいつも余裕を持てるわけではありません。
でも、『自分と隣の人の幸せを大切にする』という小さな行動なら、日々の中で実行できます。

誰かに笑顔を向ける、声をかける、自分をねぎらう――。

それらは小さな一歩かもしれませんが、必ずどこかで誰かの心に届きます。

子供が笑うほうへ

振り返れば、子育ての日々は、とても大変なものでした。

シングルマザー、家族との確執、発達障害・・・

次から次へ、様々なことが起こって
非常に困難な中、選択に困った時は

私の隣にいる大切な人
『子供が笑う方へ』

を選んでいました。
今思えば、大切な人が笑っていてくれると、自分がやっぱり幸せだったからです。

簡単でとてもシンプルな選択でしたが、
結果、その他様々な幸せを導いてくれたと思います。

私たちは自分の花を大切にし、隣の人の花にも優しく水をあげることくらいはできます。
そのシンプルで優しい行動が、世界中に広がったら何て素敵なんだろう

そんな『小さな夢』を見ながら、この想いを、改めて忘れないよう

今年も『小さな幸せ』を日々大切に、過ごしていけますように。

20251

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