睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存等スマホによる恐ろしい影響に対し、脳科学的見地から警笛を鳴らした一冊、
『スマホ脳(新潮新書)』
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教育大国スウェーデンを震撼させ、世界的ベストセラーとなった一冊です。
今日、ふと目にした雑誌で紹介されていて、改めてスマホの便利さと反面の脅威を考えました。
実際、我が家では中学生の子にスマホを与えるのをやめました。
初めは周りに合わせて持たせてましたが、特にADHDの彼女にはその依存故のトラブルも多く・・。
約束を決めたり、制限をしてみたり様々取り組んできましたが、結局やめてみて良いことしかありませんでした。
もともと読書が大好きだった部分が大きく復活し、子供がイライラしたりすることもなくなり、笑顔と会話が増え。
ない方が幸せという選択もありだなぁとつくづく感じてしまいました。
現代人は8秒しか集中できない
マイクロソフト社の研究によると、現代人の集中力の持続時間はわずか8秒とのこと。これは金魚の9秒より短い結果だそうです。
ここまで短くなった要因の一つにスマホがあると考えられます。
メール、メッセージ、SNSの通知や着信音で想像以上に集中力を削いでしまうということです。
SNSを多く利用する人ほど、幸福感が低い
又、フェイスブックやインスタグラム、ツイッター等SNSを多く利用する人ほど、幸福感が低いという研究結果もあります。
投稿を自分と常に比較して幸福度が下がってしまうというのです。
無意識のうちに脳は『スマホを無視すること』に処理能力の一部を使ってしまう
記憶力や学習効果にスマホが与える影響については、今ではさまざまな実験が行われています。
大学生500人に記憶力と集中力を調査したある実験では、スマホをサイレントモードにしてポケットに入れておく学生は、部屋の外に置いていた学生よりスコアが劣ったとのことです。
スマホが私たちの注意を引きつける力はスマホをポケットにしまうぐらいでは衰えないという結果です。
また、自分のものではないスマホを机の上に置いておくだけでもやはり集中力にマイナスの影響を与えることが観察されたとのこと。
脳は無意識のうちに自らの処理能力の一部を『スマホを無視すること』に使ってしまうようなのです。
スマホやSNSを開発する側の人々も、この問題に気がついていて(スティーブ・ジョブが我が子にi padを触らせなかったり、ビル・ゲイツは子供が14裁になるまでスマホを与えなかったのは有名な話です)スクリーンタイム等時間制限の機能や連続投稿を制御する動きも年々進んできました。
まとめ
我が家では、子供の特性もあり、早くからスマホの依存性を大きく感じてきましたが、やはり全ての人にとっても影響の大きさが、昨今目に見えて明らかになりつつあります。
私たちは
必要な時代ですね。
どこにでも持っていくのはやめてみる(寝室や仕事、勉強部屋)、時々デジタルデトックスをしてみる、主体的に
する行動を心の休息のために意識して心がけましょう。