ハープと言うと、オーケストラで使われているような大きなグランドハープをイメーシされる方が多いかと思います。
ハープは、古代から存在していた弦楽器の一種で、その優雅でやわらかく美しい音色が特徴的。
聞いている人の心を不思議に和ませて癒やしてくれます。
私も、当初は高貴なイメージが強く、とても敷居の高い楽器のように感じていました。
ふとしたきっかけで、『アイリッシュハープ』と出会い、その魅力に取りつかれ、こんなに素敵な楽器がもっとたくさんの方に広まればと心から思いました。
ハープは、聴くだけではなく、奏者にとっても演奏するたびに心地よく癒される楽器です。
指で弦を弾く感触や倍音をたっぷり含んだその音色、振動をダイレクトに体で感じ、その音に集中している時、まさにその時間は
心地よくクリアに整う不思議な時間。
幼少時より、メジャーな楽器NO.1『ピアノ』に長く親しみ、その後ドラム、クラシックギター、さまざまな民族楽器、バイオリン、ウクレレ、エレキベース等様々な楽器に魅了され、挑戦してきました。
そんな楽器大好きな私から見ても『ハープ』はまだまだその実情を知られていなく、認知度の低い楽器のように思います。
しかし、その中でも本当にもっとカジュアルに親しめて、誰もが楽しめる、そして簡単に心地よくなれる素晴らしい楽器だと確信しています。
日常に音楽があると、QOL(生活の質の向上)が格段に上がります!
心がとてもHAPPYになります。
特に、自由なお時間が持てるシニア世代の方にとっては、是非お勧めしたい楽器がハープだと思いました。
自身もこの楽器とともに穏やかなマインドで、日々移りゆく人生100年時代を過ごしていけたらと思いました。
ハープと向き合う時間は、自分にとって『マインドフルネス』そのものであり、意外にも楽器初心者の方や、高齢者の方にも取り入れやすいとても『やさしい』楽器。
その出会いと想いを伝えられたらと思います。
まずは、一度手に取って、その素敵な音色と魅力に少しでも興味を持って頂ければ何より幸いです。
成り立ち
ハープの最も古い形態は、紀元前2000年頃のエジプトで使われていたと言われています。
古代のハープは、弓のような形をしており、横に弦が張られていました。
その後、時代とともにさまざまな地域でハープが発展しました。
歴史
ハープは、世界中でさまざまな文化で使われてきました。古代エジプトや古代ギリシャ、アイルランドなど、多くの国や地域で重要な楽器として愛されてきました。
特に、アイルランドではハープがとても重要な楽器とされており、アイリッシュハープと呼ばれる手に取りやすい小型のものが伝統音楽でよく使われています。
現代では、クラシック音楽やポップスなど、幅広いジャンルでハープが演奏されるようになり、その美しい音色で人々を魅了しています。
構造
ハープは、三角形のような形状をしています。上部には弦が張られ、下部には共鳴箱(きょうめいばこ)と呼ばれる木製の箱があります。
共鳴箱は、演奏した音を反響させて豊かな音色を生み出す役割を果たしています。
この共鳴箱を肩に傾けて支え、演奏するため、楽器の美しい響きや倍音、振動がダイレクトに体に伝わってきます。
ハープの弦は、通常はナイロン製であり、弦の数は通常34本から40本ほどあり、指で弾いて音を出します。
ハープの魅力
ハープの魅力といえば、まずそのやさしく天から降り注ぐような美しい音色が挙げられるでしょう。
また、ハープは見た目も美しい楽器です。その独特の芸術的な形がまた、人々の目を引きます。
古くから愛されてきた楽器であり、多くの人々に喜びや感動を与えてきました。
一見、敷居が高そうに感じる楽器かと思われがちなハープですが、実は、初めて楽器を習う方や高齢者の方にも大変おすすめの楽器かと思います。
一度触れて頂ければ分かる通り、弾けば必ず美しい音に包まれます。
また、指一本でも弾くことができ、触れているだけでも心地いいと感じられるとても『やさしい』楽器です。
そして、何より私が感じたのは、練習に取り組み、音を作り出す技術を磨く時間がまさに『マインドフルネス』そのもの。
あっという間に時間が過ぎ、その時間はとても穏やかでクリアな『マインド』状態になります。
そして、それに没頭している時間を積み重ねることで、知らず知らず自分自身の音楽の表現力を広げることはもちろん、向上心が芽生え、QOLの向上として生活に欠かせない存在となりました。
昨今、少しづつ日本でも小型のハープが身近に広がってきたように思います。
是非たくさんの方が、もっと気軽にハープに触れて、手軽にその音や心地よさをを楽しんでいただけたらと心から思います。